現代のアレンジで進化するマジョリカタイル『どんざ』

『どんざ』とは?

 

かつての漁師の仕事着、“どんざ”。木綿を藍染し刺し子を施した衣服は、耐久性や保湿性といった機能はもとより、その紋様には漁師の安全を祈る母や妻の思いも込められていました。藍染の色合いと刺し子紋様をモチーフにデザインしたのが「どんざ」です。

 

受け継がれる『マジョリカタイル』の技術

 

戦前、ダントータイルは、数多くのマジョリカタイルを製造し、国内外に販売しておりました。その痕跡は、東南アジアで取引されている当時生産したマジョリカタイルの裏に当社が製造した印として『DK』(淡陶株式会社の略)が刻印されていることからわかります。そのマジョリカタイルの製造技術を活かし、現代の和モダン建築にマッチするよう色や意匠を一からデザインし完成したのが『どんざ』です。どんざのもつ手づくりのぬくもりを余すことなく表現しました。

 

現代マジョリカタイル『どんざ』 開発のポイント

  

  

どんざの魅力である刺し子の味わい、人の手で思いを込めて縫い込んでいったぬくもりを再現することに注力しました。そのために柄のパターンはひとつひとつ手作業で、試行錯誤を重ねながら型を作っていきました。柄のパターンは「柿の花」「花紋」「杉刺し」の3種類。さまざまな紋様の中からインテリアや装飾に活用しやすいようバランスよく選定しました。

次回は、『どんざ』タイルのデザインにご協力いただいた染織作家の山下絵里さんに染織としてのどんざの魅力、そして『どんざ』タイルについてインタビュー致します。