関東大震災の記憶をタイルが繋ぐ

DantoTile 淡路島工場 技術部 技術研究所、所長の堀です。

 

タイルって床や壁に貼るだけの建築建材のひとつだと思っていませんか?

当研究所ではタイルがもっと世の中に普及して様々な用途で使われるように、日々、様々な研究を行っています。

福ラボブログでは、こんなタイルの可能性や近況などを少しだけ発信していきます。


96年前の1923年9月1日11時58分ごろ、現在の神奈川県、東京都を中心とした関東地方から静岡県東部にかけて、大きな地震が発生しました。

 

関東大震災です。

 

この震災では死者行方不明者10万5千人という当時の史上最大被害をもたらしました。

 

月日は流れ、5年前の2014年、この関東大震災の犠牲者を慰霊する目的で和歌山県の高野山に立てられた「関東震災霊牌堂」に、400枚のタイルで作られた犠牲者名簿が保存されていることがわかりました。
このタイルは縦18センチ、横24センチ、1センチの厚さで1枚の両面に75名の名前が記され、約5万4700名分の名前がありました。

 

この霊牌堂は当時の東京市長永田秀次郎氏が私財を投じて建立されました。
兵庫県南あわじ市出身であった永田氏は「1万年以上保存したい」との思いから、同じ南あわじ市に淡路島工場が所在するダントーに犠牲者名簿の製作を依頼されたようです。

 

発見された当時の各新聞掲載記事がこちらです。

 

朝日新聞(関西版)2014年3月7日掲載

 

読売新聞(関西版)2014年3月7日掲載

 

毎日新聞(関西版)2014年3月7日掲載

 

 

産経新聞(関西版)2014年3月7日掲載

 

永田市長といえば・・・

 

現在、NHKで放送中の大河ドラマ「いだてん」で、イッセー尾形さん演じるあの方です。
上白石萌音さん演じる水泳銀メダリスト前畑秀子さんに「なぜ金メダルをとれなかった?」と迫り批判されていたあの方です。

画像に含まれている可能性があるもの:6人、立ってる(複数の人)、スーツ

 

当社も1995年に阪神淡路大震災という大災害を経験しています。
タイル本来の使用方法ではありませんが、半永久的に歴史を刻むことが可能であるタイルの機能をご理解いただき、災害の恐ろしさを後世に伝えるお手伝いができたことはダントーの社員として身が引き締まります。

 

9月1日はそんな気持ちにさせられる1日です。
最後になりましたが、犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ほり