マジョリカタイルは明治時代に当社を始めとした国内のメーカーによって作られました。
当時は洋風の食器や建築が大ブームとなり、イギリス・ヴィクトリア朝風装飾タイルを範として国内オリジナルの「マジョリカタイル」が作られました。
それが、大正時代に入り海を渡り、台湾、シンガポール、マレーシア、タイなどのアジアの国々に輸出されました。
今回のニュースはそれが実はアフリカの国々にも輸出されていたんです。
同じくアフリカのザンジバルで見つかったという記事ですが、なんと王妃の墓に使用されていたという内容です。
ダントーのタイルが海を渡り、人々に利用されていただけでなく、その国の高貴な方の埋葬にも使用されていたという内容です。
ヨーロッパで生まれたタイルが海を渡り、日本で生まれ変わり、それがまた海を渡り遠く離れたアフリカの地で人々に愛されているというのも神秘的な話です。