最近、若い女性を中心にマジョリカタイルが話題を集めています。NHK『所さん!大変ですよ』ではタイル特集が放送され、日本のマジョリカタイルの元祖であるダントーも取材に協力させていただきました。
番組内では、海外で発見された古いマジョリカタイルがダントー製であったことをきっかけに、タイルの歴史を紐解いています。
では、マジョリカタイルってどんなタイルかご存知でしょうか?
マジョリカタイルとは?
近代イギリスの装飾タイルを模倣したもので、当時タイルメーカーのミントン社が『マジョリカ・タイル』という商品名で売り出していました。日本でも呼び名を同じとし、正式な様式名ではありませんが、このタイルのために開発した色釉(いろぐすり)を『マジョリカ釉』と命名。15~16世紀のイタリアやスペインの錫釉(すずゆう)色絵陶磁器(マジョリカ)の流れをくむ色彩色表現ができるという意味合いから和製マジョリカ・タイルができました。
ダントーとマジョリカタイル
タント―の前身である「淡陶社」では、明治時代から昭和初期にかけ、数多くのマジョリカタイルを製造してきました。
淡路島の研究所に併設しているものづくり展示室では、数多くの食器や花器などの陶磁器、マジョリカタイルをはじめとしたアンティークタイルやレトロタイル。そして大正後期から昭和初期のダントーカタログも展示しております。
当時のカタログには、多種多様なデザインのマジョリカタイルが掲載されており、今も色あせない美しいマジョリカタイルをお客様へお届けしていたことがわかります。
1世紀も前に当社で作られていた製品は、様々な建築物の中に全く劣化することなく残っています。
いいものは何年たっても素晴らしい。マジョリカタイルは私たちをそんな気持ちにさせてくれます。
現代のマジョリカタイル
令和となった現代、明治、大正、昭和、平成と多くの時代を超えて、今再びマジョリカタイルが注目されています。
ダントーでは過去の製法をもとにマジョリカタイルを復刻、そして新たに製品化しています。
復刻マジョリカタイルは下記ページにて販売中です。