オシャレなカフェやホテル、商業施設の壁や床に小粒のタイルを目にすることがあります。
「アレってなんだろう?」そう思ったことはありませんか?
実はそれって『モザイクタイル』という名前なんです。
本日は街で見かける『モザイクタイル』について解説していきます。
そもそもモザイクタイルって何?
工業製品であるタイルには、<JIS規格>というものが存在します。
陶磁器質タイルを規定する<JIS A 5209>において<モザイクタイル>とは、「平物の表面の面積が、50センチ平米以下のもの」と区分されています。
正方形だとすると一辺7センチメートル位ですね。
モザイクタイルと言われてどんなタイルをイメージしますか
現在50歳以上の人なら、自宅の浴室の床タイルが、更に人生のベテランの方であれば、浴槽そのものがモザイクタイルでできていたよとおっしゃられるかもしれません。
昔は水廻りといえばタイル、特にモザイクタイルが数多く使用されていました。
今でもシャンプーやボディーソープなどのテレビCMの最後に、商品が大きく表示される際の背景にモザイクタイルが使用されていることが多く、水廻りのアイコンとしてイメージは確立されているようです。
では現在の街を見回すとどうでしょうか?
街を歩けばカフェやレストランの内装、アパレルショップといわゆる<おしゃれ>スポットと言われるような場所に、数多くのモサイクタイルが採用されています。
これからは、昔のような水廻りだけでなく<おしゃれ>を表現するアイコンとして認識されていくかもしれないですね。
モザイクタイルは百花繚乱
材質だけをとっても
➀セラミックタイル
②ガラスタイル
③大理石・天然石タイル
④アルミなどの金属系
などがあります。
更に正方形以外にも、三角形、六角形、円形、ハート型など様々な形状や豊富な色数のモザイクタイルがあります。
商業施設はもとより、一般住宅でも「この部屋のこの壁面だけでもカフェ風に仕上げたい」「あのワインバーのように落ち着いた雰囲気を寝室に表現したい」なんていう要望もモザイクタイルなら実現できるかも。
まとめ
街でみかけるおしゃれな『アレ』の正体は、昔から私たちの暮らしに寄り添う『モザイクタイル』でした。
街で見かけた際は、少し足を止めて「どんな形かな?」「どんな素材でできるのかな?」なんて観察してみてくださいね!