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外壁タイル張りのメリットとデメリット

タイルの知識

みなさんはご自宅を建てる際にいろいろなことを検討されると思います。
外観イメージを作る外壁には、サイディング、塗装、タイルなど様々な種類の建材がありますが、今回は外壁タイル張りのメリットとデメリットをご説明します。

外壁タイルってどんな種類があるの?

一口に外壁タイルと言っても、様々な種類の商品があります。
代表的なものは、元々レンガの長手面のサイズを基準に作られた「二丁掛(227x60mm)」や、「ボーダー」と呼ばれる二丁掛より細いサイズのもの、最近では300x150mmといった少し大きめのサイズのタイルも販売されています。

色は白、黒の無彩色から一時流行した赤レンガ色まで、豊富なカラーバリエーションが揃っています。表面に釉薬が施されている施釉、素地がそのまま表面となる無釉でも特徴は異なります。面状もフラット面だけでなく、表面が一皮むかれた様なラフ面、筋の入ったスクラッチ面、乾燥した素地を二つに割って焼成した割肌面など、豊富な種類があります。凹凸の大きな面状を選択すれば、外壁の陰影を楽しむことができます。

製法は湿式・乾式の二種類があり、湿式は形状や肌合いに自然な雰囲気が出ます。一方乾式は寸法精度が高く、きちっとした印象になるのが特徴です。

壁タイル
「ヒルズグランド」

外壁タイルのメリット

メリット①高い耐久性

タイルは土や石などを原料として、約1250度の高温で焼かれたものです。
非常に硬い性質のため、砂などが風で吹き付けてもほとんどキズがつきません。
また吸水をほとんどしないため、凍害(染み込んだ水分が凍結と融解を繰り返すことで起きる亀裂や破損)の少ない素材です。
正しい施工がされていればタイル自体は長持ちしますので、他の外壁材に必要な張り替えや、定期的な塗り替えといったメンテナンスが不要な、耐久性の高い長寿命な外壁材と言って良いでしょう。

メリット②高級感のある外観

土と石を約1250度の火で焼いたタイルは、自然の醸し出す独特の風合いがあります。
お茶碗の様な焼き物と同じように、タイル一枚いちまいも「世界に一枚しかない」ものになります。
『外壁タイルは限られた外観しか表現できないのでは?』、というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、最近ではナチュラルテイストやモダンテイスト、和テイストのデザインにも対応できる外壁タイルも豊富に販売されています。
長いお付き合いとなるご自宅の外観はとても大切な要素になりますので、一度実物をご覧いただくことをオススメします!

コバ積み石をイメージしたタイル
壁タイル
「ラストレイ」
和テイストの瓦調タイル
壁タイル
「陶扇Ⅱボーダー」

外壁タイルのデメリット

デメリット①価格が高い?

高級感のある外観に仕上がり、高い耐久性を持つ外壁タイル張りですが、もちろんデメリットもあります。
最も大きなデメリットとして考えられることは、イニシャルコストが高くなりがちな点でしょう。
例えば材料が安く、施工も簡単で施工費が抑えられるサイディングや塗装と比べると、どうしてもイニシャルコストは高くなります。施工の内容や素材の選択にもよりますが、外壁タイル張りは一般的にサイディングの倍程度のイニシャルコストがかかると言われています。

外壁タイル張りはイニシャルコストという点では確かに高いですが、後々のメンテナンス費用まで含めたトータルコストで見ると、実はそれほど価格が高いとは言えません。
イニシャルコストが割安なサイディングですが、(材料や施工の状態、家の環境にもよりますが)10年程度に一度は大掛かりなメンテナンスが必要です。新築時から30年後のリフォームでサイディングを全て張り替えるようなことになれば、さらに大きな費用が掛かります。タイルとサイディングをトータルコストで比較した場合、30年を境にタイルの方が価格が安くなります。

親世代から子世代まで引き継がれることを考えた場合、耐久性が高くメンテナンスの頻度が少ない外壁タイル張りは、長く住めば住むほどコストメリットが出てくるサスティナブルな外壁なんです!

デメリット②剥離・剥落の危険

外壁にタイルを使用する場合、気になるのがタイルの剥離・剥落ではないでしょうか?
まれにマンションの外壁タイルが落下し通行人が怪我をされた・・・、という悲しいニュースを目にします。剥離・剥落はまれに起こる事ですので、外壁タイル張りにした場合のデメリットと言えるかもしれません。

しかし、古い外壁タイル張りの物件でも、剥離・剥落していない物件がほとんどで、適切な素材選定と下地も含めて正しい施工を行われていれば、剥離・剥落することはほとんどありません。

また近年では外壁タイル用の弾性接着剤が著しく進化しており、タイル業界ではメーカーの枠組みを超えた、外装タイルと有機系接着剤の組み合わせ品認定制度「Q-CAT」を整備しています。

Q-CATについて

まとめ

外壁タイルは張りは、独特の風合いを持ったおしゃれで、高級感のある外観が最大の魅力です。
また品質の高い材料を用いて正しく施工をすれば、耐久性が高くメンテナンス性に優れた長寿命な外壁材です。
一方、デメリットとしてイニシャルコストが高くなる点がありますが、トータルコストでみるとそれほど高い価格にはなりません。

そして最近では、品質の高いタイル張り外壁をリーズナブルに提供されているハウスメーカーもありますので、価格面でのデメリットも少なくなってきていると言えるでしょう。

パナソニックホームズ キラテックタイル

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クレバリーホーム 外壁タイルの家

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木造住宅の注文住宅ならハウスメーカーのクレバリーホームまで。新築一戸建の注文住宅なら木造住宅のハウスメーカークレバリーホーム- cleverlyhome -。全国のクレバリーホームでは高品質・高耐久戸建住宅を省コストで実現します。

他にも素材選定のミスや施工のミスによる剥離・剥落という問題がありますが、適切な材料選定と施工が行われればそのデメリットは解消されます。接着剤の進歩やタイル業界全体の品質保証制度の充実などで、剥離・剥落の問題は今後更に解消されていくと思います。

大切なあなたの家、外壁タイルで彩ってみてはいかがでしょうか。

LIFE with TILE


「LIFE with TILE タイルのある暮らし」を創造するタイルメーカーのDanto Tileでは、自社製品をはじめ、天然素材の質感をそのままに再現したタイルをイタリアやスペインなど欧州から輸入しています。徹底した品質管理により、日本基準に照らし合わせた安心安全な選りすぐりの個性あふれるタイルをラインナップしています。

Danto Tile タイル研究室 ー福ラボー

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