内装タイルといえば浴室等の水廻りによく使われているシーンをイメージされる方が多いと思います。
タイルには水に対して強い、汚れが落としやすい、経年劣化しにくいといった特徴があります。
商品の材質によっては吸水率が高いものや、薬品に弱いものもあるので選ぶ際に注意が必要ですが、美観やメンテナンス性の高さをタイルに期待されている方は多いのではないでしょうか。
最近では水廻り以外にもおしゃれな店舗の内装や、リビング、トイレといったお住まいのこだわりスペースなどの様々な場所で使われており、機能以外にデザイン面でタイルを採用されることが増えています。
今回は内装タイルについて商品をピックアップしながらご紹介していきたいと思います。
水廻りでの使用
タイルを水廻りで使用する事例は今も多く、タイルの耐水性や高いメンテナンス性によるものが大きいと考えられます。
以前と比較すると特にキッチン廻りにタイルを使用するケースが増えています。
キッチンの壁面のタイルを選ぶ時は(もちろんお好みで結構ですが)、油汚れなどを頻繁に清掃することを考えると、表面の凹凸が少なく、汚れが落ち易い面状を選ぶことがポイントです。
ちなみに通常の汚れは水拭きで十分落とすことができますが、こびりついた油などは市販の中性洗剤を薄めてスポンジ等に含ませてふき取ってください。
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内装タイル・人気の色
内装タイルには豊富なカラーバリエーションがあり、標準品として流通している全商品を色調だけで比較すると外装タイルより選べる幅は広いのではないでしょうか。
あくまで当社データになりますがその豊富なバリエーションの中でも「白」が最も人気の色です。
ベースカラーなので使いやすいということも大きな理由の一つですが、それ以外にもインテリアの空間には他部材や家具など多くの色との相性を考慮する必要があり、どんな色とも相性が良い「白」は重宝される傾向にあります。
余談ですが、色彩心理学では「白」には「清潔」、「明るさ」、「純粋」などのイメージがあると言われているそうです。
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意匠性を重視して選ばれるケース
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機能性タイル
意匠性だけでなくタイル自体に機能がついた商品があります。
弊社では防汚・抗菌・抗ウィルス・防臭の「ハイドロテクト加工」を施した内装用タイルを取り扱っています。
こちらは特にトイレにおすすめです。
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*両商品共に外壁への施工も可能となっておりますが、外壁用と違いハイドロテクトの空気浄化、セルフクリーニング効果はありませんのでご注意ください。
その他詳細に関しては製品ページ、WEBカタログの技術情報「光触媒技術 ハイドロテクト」ページをご覧ください。
内装壁タイルのこれから
海外の内装タイルは最新の設備・技術で生産するため、目新しい商品が多く、トレンドを感じることができます。
一方日本で作られる商品は海外と比較すると、日本の昔ながらのトンネル窯で生産するタイルは「焼物」としての風合いを重視しており、海外のお客様にとってはむしろ新鮮に映るそうです。
ここ数年を振り返っても今までには無かったような形状の内装タイルが次々と世に出てきています。
「おうち時間」と呼ばれる時間がインテリアへのこだわりを今まで以上に醸成させ、内装タイルの需要はより高まるのではないでしょうか。
今回「機能性タイル」をご紹介しましたが、仕上げ材・意匠材としてだけではなく皆様の生活の中でお役に立てる様な機能・性能をもった商品も今後現れるかもしれません。
経年劣化に強いタイルは歴史的な建築物に触れる際にも目にすることが多く、当時の様子や情景をそのまま現代に伝えています。
サステナブルな建材「タイル」というのは外装だけでなく内装タイルにも言えることかもしれません。
是非インテリアにタイルをご検討ください。