壁タイルを調べていると、レンガタイルやブリックタイルと色々な言い方を目にします。
この2つについて調べてみました。
タイルとは?
タイルとは、粘土またはその他の無機質原料を主原料として成型し焼成され、建築物などの壁や床に施工し、保護・装飾を目的とした建築材料です。
タイルにはガラス素材などもあり原料が決まっておらず、レンガと同様の素材も存在します。形状は壁・床ともに様々ですが、厚さは厚くて20mm程度が主です。施工方法としては張り付けが主です。
レンガ(煉瓦)とは?
レンガとは粘土を主原料に粘土や頁岩(けつがん)、泥を型に入れ窯焼き、圧縮してつくられる建築材材料です。
形状は直方体ですが、国ごとに大きさは違うことが多いです。
日本の標準的な寸法は210mm×100mm×60mm(普通レンガ/おなま)で、それを基準に100mm×100mm×60mm(半マス)、210mm×45mm×60mm(ようかん)、210mm×100mm×30mm(はんぺん)などがあげられます。
「タイル」との違いは厚みがあり、施工方法が積み上げ方式になります。
以上より、タイルとレンガの共通点は主原料が粘土であることがあげられます。また相違点としては、施工方法及び厚みが違うことの2点があげられます。
「レンガタイル」と 「ブリックタイル」 について
では、本題である「レンガタイル」と 「ブリックタイル」とはなんでしょうか。
まず「ブリック(Brick)」は、語源である中期オランダ語で「欠片」を意味し、日本語では「レンガ」を意味します。
つまり「ブリックタイル」=「レンガタイル」を意味します。見た目がレンガの様に見えるタイル、レンガの雰囲気を持ったタイル、レンガを型どったレンガ調・レンガ風のタイルを意味します。
このタイルの特徴は、レンガを模したタイルであるため本物のレンガよりも薄いこと、本物のレンガに比べると薄い分軽量であること、施工方法は貼り付けることがあげられます。
まとめ
いかがでしたか。タイルとレンガは材料という共通点はありながら、厚さや形状や面状、施工方法などさまざまな相違点があり、【レンガタイル/ブリックタイル】は、その相違点を上手く応用した結果生まれ、今も脈々と続いていることがわかりました。
レンガの使用を検討されている方も、【レンガタイル/ブリックタイル】を一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。