タイルは「焼き物」とも称され、文字通り製造時の焼成工程において、約1,100℃~1,250℃で強度成形されます。なので熱に強い”耐熱タイル”です。
美濃焼とは
さてタイルについてお話する前に、「焼き物」の話も少ししてみます。
身近にある茶碗や皿なども「焼き物」です。「有田焼」、「久谷焼」、「益子焼」などを思い浮かべられるのではないでしょうか?
「美濃焼」もその一つで、岐阜県東部に位置する多治見市を中心とした地域で主に生産される陶磁器のことです。
美濃焼の食器類もそうですが美濃焼タイルも国内の大きなシェアを占めています。
タイルの耐火
冒頭でも述べたようにタイルは日常生活の中で想定される、耐火・耐熱要求にはほとんどが対応可能です。
キッチンや浴室廻りでは国内でも長いあいだ使用されており、その他にも住空間や商業施設などにおける様々なニーズに合わせたタイル形状・意匠の多様化によって、今日では更に使用範囲が広がってきています。
(イタリア料理店のピザ窯やホテルラウンジの暖炉廻りなどでもタイルをご覧にいただくことがあるかと思います。)
対応力豊かなタイル
屋外の建築物などに対しても同様です。
さまざまな建物構造で要求される耐火性能においても、要求性能を大きくクリアしています。
また、金属部材の様に熱による膨張/収縮の繰り返しが起こりませんので、取合う他部材へ悪影響をあたえません。
まとめ
「外壁・外床」×「新築・改築」のあらゆる組合せの外皮材として、今後更に使用範囲が広がっていくように、タイル製品は進化し続けることでしょう。