高級床タイルと言えば、イタリア産タイルのイメージが強いと思います。種類豊富なデザインの中、一体どのようなタイルが流行っていると思いますか?サイズ、厚み、柄、この3つのポイントを整理し、イタリア床タイルのトレンドを一気にご紹介します。
サイズ
日本国産床タイルだと、通常一番大きいサイズは400角までしか見当たりませんよね。しかしイタリアの床タイルは、大体600×300から1200角まで、大判がメインとなる幅広いサイズ展開となります。そして床のみならず、薄い大判タイルを壁に張るところも増えているようです。大判タイルの施工はかなり難しいため、これからもトレンドに応じて、技術者の方々が色々な施工法を生み出してくれそうですね。
厚み
タイルといえば薄っぺらいイメージが強いですか?しかし近年、特に屋外の床タイルには、20ミリ厚の製品が増えてきているようです。通常600角サイズからとなり、専用の施工部品を使って設置しています。通常の張り方とは異なり、どちらかというと「置く」のような形となります。滑り抵抗値が優れているため、海外のみにならず、日本国内でも流行りそうですね。
柄
タイル選びの際に、恐らくほとんどの方が柄に一番注目しているのではないでしょうか。近年の流行柄はこちらの4種類:STONE(石調)、WOOD(木目調)、CONCRETE(コンクリート調)、MARBLE(マーブル調)。
イタリア床タイルの柄は、大体インクジェットマシンで表現しています。撮影した画像データ、もしくは建材などを専用の機械でスキャンする事によって、様々な表面のデザインをタイルに加飾できます。
石調タイルは天然石からもらったインスピレーションが多いため、種類が一番豊富です。クォーツサイト、ライムストーン、テラゾーなど。パッと見て同じように見えがちですが、細かいデザインが異なっているので、さりげなくそれぞれの個性を出しています。
木目調のタイルは居室床に多く使用されていますが、天然木と違い腐食することがないため、外部デッキ等でもおすすめです。滑り抵抗値がクリアしているのであれば、外部に使用することも問題ないです。
コンクリート調は硬い、冷たい印象になりがちで、家で使いたいと思わない方が多いですが、温かみのあるベージュ色などを使用することによって、アクセントになっておしゃれな空間に仕上げてくれます。
マーブル調タイルは白黒だけだと思っているあなた、もうその考えは古いですよ。毎年グレードアップしているトレンド柄として、色んなカラー展開とインパクト強いデザインがどんどん生み出されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。トレンドを掴んだら、今後のタイル選びの際、もっと自信を持って色んなものを比較できますよね。