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内装タイルの魅力と選び方~おしゃれな空間を作るコツ~

タイル研究室

こんにちは。ダントータイルのタイル研究室です。

以前本ブログで内装壁タイルにお届けしましたが、今回は内装タイルの種類や用途、選び方などについて掘り下げてお話ししたいと思います。

※関連記事 VOL.14「内装壁タイル」

内装タイルとはどんなもの?

内装タイルとは、建物内部の壁や床に貼るタイルのことで、キッチンやお風呂場、トイレなどの水回りだけでなく、リビングや寝室、玄関などの空間にも使えるインテリア素材です。

内装タイルには、他の素材と比べ様々なメリットがあります。
例えば、
・耐久性が高く、汚れや傷に強い
・防水性や防火性に優れている
・デザインや色のバリエーションが豊富で、おしゃれな雰囲気を作ることができる
・機能性の高いタイルもあり、調湿や消臭、抗菌などの効果がある

内装タイルは、これらのメリットを活かして、自分の好みや用途に合わせて選ぶことができます。

しかし、内装タイルにもデメリットがあります。
例えば、
・施工費用が高くなる場合がある
・衝撃や振動に弱く、割れや剥がれのリスクがある
・目地が汚れやすく、お手入れが必要になる

内装タイルには、素地質や釉薬の有無、サイズや形状、カラーなど、さまざまな種類があります。
それぞれに特徴や適した場所がありますので、メリット、デメリットを理解した上で自分の目的や好みに合わせて商品を選ぶことが大切です。

そこで、この記事では、内装タイルの魅力と選び方について、詳しくご紹介します。
内装タイルでおしゃれな空間を作るコツを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

内装タイルの種類と特徴

内装タイルには、素地質や釉薬の有無、サイズや形状、カラーなど、さまざまな種類があります。
それぞれに特徴や適した場所がありますので、自分の目的や好みに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、内装タイルの主な種類と特徴について、ご紹介します。

※関連記事 VOL.13「タイルの種類」

素地質

内装タイルの素地質には、磁器質、せっ器質、陶器質の3種類があり、現行のJISでは吸水率によってⅠ~Ⅲ類で分類されています。
それぞれに以下のような特徴があります。

• 磁器質(Ⅰ類):吸水率3%以下。高温で焼き上げた緻密な素地で、吸水性が低く、耐久性や耐摩耗性に優れたタイル。外装や水廻りにも向いている。
• せっ器質(Ⅱ類):吸水率10%以下。中温で焼き上げた硬い素地で、吸水性は中程度で、素朴な味わいの無釉タイルが多い。外壁にも使えるが、凍害には注意が必要。
• 陶器質(Ⅲ類):吸水率50%以下。低温で焼き上げた多孔質の素地で、吸水性が高く、美しい色やデザインを施した施釉タイルが多い。寸法精度が高く、内装に向いている。

※関連記事 VOL.17「ガラスでできたタイル」

釉薬の有無

釉薬(ゆうやく)とは素焼きの段階の陶磁器の表面に塗布する薬品です。
焼成(しょうせい)によってガラス質となります。

内装タイルには、釉薬の有無によって、施釉タイルと無釉タイルの2種類があります。
それぞれに以下のような特徴があります。

• 施釉タイル:タイルを焼く前に表面に釉薬を施したタイル。光沢や艶、色ムラなどの味わいが出るだけでなく、撥水性や耐久性が加わる。汚れや傷に強く、お手入れしやすい。

BE レクタン

• 無釉タイル:釉薬を施さず、素地がそのまま表面となるタイル。風合いや質感がそのまま出る。釉薬がない分汚れや傷に弱いが、焼き物独特のナチュラルな雰囲気が出る。

MED アッシュロン

サイズ

内装タイルには、サイズによって大判タイル、中判タイル、モザイクタイルなどに分けることができます。
それぞれに以下のような特徴があります。

• 大判タイル:300×300mm以上のタイル。存在感があり、広い空間に向いている。目地が少なくなるので、お手入れしやすい。重量が重いため施工方法が制限され、施工費が高くなることがある。

SLR シーリアル

• 中判タイル:100×100mmから300×300mm未満のタイル。一般的なサイズで、用途やデザインに合わせて選べる。大判に比べ目地が多くなるので、汚れやすい。

JOY ジョイフル

• モザイクタイル:1枚の表面積が50㎠以下のタイル。小さくて可愛らしい印象で、アクセントに向いている。施工性を向上するためにその多くはネットや紙で連結されており、色や形の組み合わせが豊富でアート性が高い。目地が多くなるので、汚れやすい。

KIR ミカーレ

形状

内装タイルには、形状によって、四角形、六角形、円形、ランタン型、ハート型など、さまざまな形のタイルがあります。
それぞれに以下のような特徴があります。

• 四角形:最も一般的な形で、正方形や長方形などがある。シンプルで飽きのこないデザインで、どんな空間にも合わせやすい。
• 六角形:ヘキサゴンとも呼ばれる形で、レトロでおしゃれな印象を与える。
• 円形:丸い形で、やさしく柔らかな雰囲気を作る。目地が多くなるので、汚れやすい。
• ランタン型:ランタンのような形で、エキゾチックで個性的な印象を与える。目地が多くなるので、汚れやすい。
• ハート型:ハートの形で、かわいらしくロマンチックな雰囲気を作る。目地が多くなるので、汚れやすい。

PND プッチ
TNT ティント
HGL ヘキサデント
BM マーシュモザイク

カラー

内装タイルには、カラーによって、モノトーン、パステル、ビビッド、ナチュラル、メタリックなど、さまざまな色のタイルがあります。
それぞれに以下のような特徴があります。

• モノトーン:白や黒、グレーなどのモノクロのタイル。シックでモダンな印象を与える。どんな色とも合わせやすい。

VTG ヴィンテージ
PIE ピエトラテイスト

• パステル:ピンクやブルー、イエローなどの淡い色のタイル。優しい印象を与える。白やベージュと相性が良い。

POL ポルベレ
OHM 波紋

• ビビッド:赤や緑、オレンジなどの鮮やかな色のタイル。明るく元気な印象を与える。アクセントとして使うと効果的。

JOY ジョイフル

• ナチュラル:茶や緑、ベージュなどの自然の色のタイル。落ち着いた雰囲気を作る。木や石などの素材と調和する。

TNT ティント
JPC ジャパン/コッパーグリーン

• メタリック:金や銀、銅などの金属の色のタイル。高級感やクールさを演出する。光の反射や陰影が美しい。

FAI フェリーチェ
DXO ルージネ

以上が、内装タイルの種類と特徴についての説明でした。
内装タイルの種類と特徴を理解することで、空間に合ったタイルを選ぶことができます。
次に、内装タイルの選び方についてご紹介します。

内装タイルの選び方

内装タイルを選ぶときには、以下のポイントに注意してください。

用途に合わせる

内装タイルは、水廻りや外装などの用途によって、耐久性や防水性などの性能が異なります。
用途に合わせて、適した素地質や釉薬の有無を選びましょう。

水廻りには、吸水性が低く耐久性が高い磁器質(Ⅰ類)のタイルがおすすめです。
特にキッチンバックは水や油などがはねて付着することも多いため、表面がガラス化している施釉タイルを使えばふき取りが容易なためおすすめです。

FTI フォルテ

空間に合わせる

内装タイルは、空間の広さや雰囲気によって、サイズや形状、カラーを選びましょう。
例えば、広い空間には、大判タイルやモノトーンのタイルがおすすめです。
狭い空間には、小判タイルやパステルのタイルがおすすめです。

VOM モルビダ
EN エレガンティア

好みに合わせる

内装タイルは、自分の好みやインテリアのテイストによって、デザインや色を選びましょう。
例えば、シンプルでモダンなテイストには、モノトーンやメタリックのタイルがおすすめです。
ナチュラルやカントリーなテイストには、ナチュラルやパステルのタイルがおすすめです。

JPS ジャパン/シロ
FAI フェリーチェ
FGU フォグ
POL ポルベレ

以上が、内装タイルの選び方についての説明でした。
内装タイルの選び方を理解することで、自分に合ったタイルを選ぶことができます。

まとめ

内装タイルは様々な種類や特徴があります。
内装タイルでおしゃれな空間を作るコツは、用途に合わせて性能を選び、空間に合わせてサイズや形状、カラーを選び、好みに合わせてデザインや色を選ぶことです。

また内装タイルは、壁や床に貼るだけでなく、家具や小物にも使えるインテリア素材です。
例えば、テーブルや棚、鏡や額、ランプや花瓶などにタイルを貼って、オリジナルのアイテムを作ることができます。

皆さんも内装タイルで、自分だけの空間を作ってみてはいかがでしょうか?

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