外壁材は建物を守る、皆さんのライフスタイルを守るのに欠かせない建材です。
そんな外壁材も時代の変化に伴い多様化してきました。
外壁材の変遷
一般住宅の外壁材として、昭和初期はモルタル壁が最盛期でしたが、洋風住宅が広まるにつれ窯業系サイディングが主流へと変化してきました。
2020年現在では住宅の保証期間は長期化しており、世代を跨いで住み続ける家という流れになってきているのではないでしょうか。そんな時代におすすめしたいのが、タイルです。外壁にタイルを使用する魅力をご紹介していきます。
外壁タイルの魅力
メンテナンス
長期間に渡って住宅をケアしていく必要がある中でタイルは比較的簡易なメンテナンスで済む利点があります。磁器質の外装タイルは僅かな吸水率である為に、汚れの染み込みも少なく済み、表層に乗っている汚れもセルフクリーニング機能を有する特殊釉薬を施す事で、水による清掃性を更に向上させる事が出来ます。
<ハイドロテクト>
ハイドロテクトは、光と水という自然の力で、地球、そして建物を美しく保つ環境浄化技術です。
そして、ハイドロテクトタイルは、これからの時代に欠かせない環境にやさしいタイルです。
※ハイドロテクトは光触媒を利用し、光や水の力で地球も暮らしもきれいにするTOTO㈱の環境浄化技術です。
タイルは優れた耐久性から経年劣化が殆どない為に、美観を長く保つ事に優れた外壁材なのです。
意匠性
またタイルの魅力である「美」の部分といえば色合いでしょうか。釉薬には鉄や銅などの金属を初めベースとなる長石や石灰など様々な原料が使われています。1300℃程度で焼成しガラス化する事で完成しますが、火のあたり方・酸素の供給量・素地の乾燥具合によって同じ配合でも仕上がりが変わってきます。
同じタイルを作る事は難しい反面、それぞれのタイルの色幅が深みとなり良い仕上がりになっていきます。職人さんの手作業による表面意匠の付与、釉薬の艶による表面光沢など様々なカスタマイズによってベースが同じ色合いでも違う商品に見える事もあります。
表情の変化
装飾としての役割も持つタイルには様々な表現方法がありますが、タイルの見え方は必ずしもタイルの意匠だけとは限りません。屋根・窓・塀、距離、光の当たり方など他部材の色や環境条件によって様々な表情変化があります。
毎日1度は目にするため日常生活に溶け込みがちな外壁材ですが、タイルならではの特徴で毎日の帰宅に少しでも華を添えられればと思います。
まとめ
外壁材としてのタイルの魅力をご紹介しました。いかがでしたか。 新築時にはもちろん、リフォームでもサイディングの上からタイル張りが出来ますので是非ご検討下さい。