家の顔とも言える玄関は、来客を迎える入口であり短時間用件の応対場所になります。それ故に花や小物などで飾られているご家庭もあるかと思います。空間の一部になる玄関床タイルをおしゃれに仕上げるには、どんな点に意識したら良いのかをご紹介いたします。
インクジェットタイル
玄関床にご利用できるタイルの中で、インクジェットプリント技術を用いたタイルの人気が上がって来ています。従来の技術では柄を表現する作業工程が一定の規則でパターン化されていた事に対し、インクジェットタイルではデザイン基となる石材等をそのまま転写していく様な加飾方法の為、天然物特有のランダム感を演出できます。木目・石目などデザインを選ばないインクジェットタイルの多様性から様々シチュエーションで重宝されています。
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サイズ選び
タイルのサイズ選びも重要な点になります。60cm角・30cm角・10cm角など様々あり、玄関床タイルだけでも約7種類程あります。同じ柄のタイルでも、60cm角と10cm角では別物に感じる程、異なる仕上がりになります。
60cm角など大きいサイズは天然石特有の色グラデーションや石の筋柄などがはっきりと表現されているのに対し、細かいサイズにするとグラデーションや柄は途中で細断され天然石の迫力は感じにくくなります。しかし細かくする事で柄や色の馴染みがよくなり、1枚1枚の独創性ではなく全体的に統一感がある仕上がりになります。細かなサイズはその形状の小ささから繊細なイメージと共に可愛らしい印象も感じやすくなります。
ワンポイントアドバイス
綺麗に見えるかどうかは細かな点まで配慮されているかという事も大切です。
例えば、玄関扉と屋外床の接線である水返しにタイルが貼ってあるか。
足回りも普段見えない様で、視界に入る大事な箇所です。
水返しの段差は、雨水等が扉より内側に入らない様にする為の物です。
タイルを貼っていない場合は、左官のモルタル仕上げ等が主流ですが、水が掛かるとモルタルは濡れ色になり、タイルより汚れが付きやすくなります。
水返しと同じ様に屋外柱の足回り・屋内床の足回りにもタイルが貼ってあると少し高級感が出るのではないでしょうか。
水除け・泥除け等の役割だけではなく、装飾としても見た目がいいです。
標準施工には含まれていない可能性もありますので、詳細は施工業者さんにご相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
おしゃれな玄関床タイルについてご紹介して来ましたが、おしゃれな空間は全体の調和が一番大切です。
住宅のコンセプトによって空間に求める雰囲気はそれぞれ異なりますので、表面意匠とサイズの組み合わせによって様々な演出が出来るという想像を膨らませながら、お気に入りの玄関床タイルを選んで頂ければと思います。
LIFE with TILE
「LIFE with TILE タイルのある暮らし」を創造するタイルメーカーのDanto Tileでは、自社製品をはじめ、天然素材の質感をそのままに再現したタイルをイタリアやスペインなど欧州から輸入しています。徹底した品質管理により、日本基準に照らし合わせた安心安全な選りすぐりの個性あふれるタイルをラインナップしています。
