玄関前を彩るタイルには、平物のタイル以外に凸凹とした形状の筋が表面についているタイルがあります。
これが、階段タイル・段鼻タイル・ノンスリップタイルと様々な名称で呼ばれています。
形状の大きさは小さなものは100角から大きなタイルまでとラインナップは充実しています。
今回はこれから新築を考えている方、玄関タイルのリフォームを考えている方にご参考になるように階段タイルをご紹介していきます。
視覚的効果と安全性
玄関タイルを選ぶ際、筋などがない通常のタイルを選択することもありますが、
視覚的に境目が分かりにくいため、スリップや転倒の恐れがあります。
実際に、タイルを施工したあとに境目を分かりやすくテープなどを貼っているようです。
やはり、階段タイルを使うと上から見た時に階段と階段の境目が分かりやすく転倒も防げますね。
小さいお子さんや高齢者の方にとってただでさえ大変な階段なので安全性には考慮したいです。
筋状の種類
階段タイルの表面の筋の種類は大きく分けて2種類あります。
表面がぽこっと山のようになっている凸状と、谷になっている凹状の2種類です。
凸状の階段タイル
黒い3本線の筋が凸状になっています。
凹状の階段タイル
こちらの4本の筋は金型で筋が出るように設計しています。
凹状の階段タイル(加工品)
こちらの3本の筋は平物のタイルに後から堀加工を行っています。
一般的に600X300角平や600角で階段タイルは少ないですが、3つ目のように凹状の筋状加工を行うことで階段タイルに演出することも不可能ではないので、こだわって玄関前を仕上げたい方はご担当者にご相談するといいかもしれません。
側面の色種類
タイルには無釉(むゆう)タイルと施釉(せゆう)タイルがあり、無釉(むゆう)タイルは表面と側面の色が同じで、施釉(せゆう)タイルは側面(面取り部分)の色は表面の色と異なり、生地の色と同じになります。
無釉(むゆう)タイル
表面と側面(面取り部分)の色が同じタイプです。
施釉(せゆう)タイル
側面(面取り部分)の色は生地(きじ)の色と同じタイプです。
施釉(せゆう)タイルであっても、階段タイルとして張った場合に側面(面取り部分)に施釉がけを施して意匠性をプラスしたタイルもあります。
側面の形の種類
平物からの加工の場合
平物からの加工の場合は、側面(面取り部分)は平物と同じになります。
筋彫り部分側の側面(面取り部分)がなだらかになっている場合
タレ付きの場合
こちらは無釉(むゆう)タイルで見られるタイプの階段タイルですが、
タレ部分を接着加工にすることで、施釉(せゆう)タイルでも可能なタイプになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
階段タイルを使って、玄関前を華やかに、安全に工夫するのに参考になればと思います!
LIFE with TILE
「LIFE with TILE タイルのある暮らし」を創造するタイルメーカーのDanto Tileでは、自社製品をはじめ、天然素材の質感をそのままに再現したタイルをイタリアやスペインなど欧州から輸入しています。徹底した品質管理により、日本基準に照らし合わせた安心安全な選りすぐりの個性あふれるタイルをラインナップしています。